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2018年MakeX世界大会レポート 【大会3日目篇】
こんにちは!
今回は、 MakeX世界大会レポート第4弾、大会最終日の様子についてです!
(前回までのブログはこちら)
12月9日(日)、大会最終日。
今日は各競技の決勝トーナメント、代表選手によるプレゼン、閉会式が行われます。
世田谷ハツメイカー研究所の生徒の試合は昨日までで全て終了。
生徒達は広州市内にあるアスレチック施設に遊びに行ったりして、昨日までの緊張から解放されていました。
チームユイ&ココロの結衣ちゃん、チームUKの慶多くんは一足先に帰国に向け、空港へ移動。
私と講師の斎藤も今日の深夜便で帰る予定である。
試合がないので、昼過ぎに会場へ向かいました。
今日はいつものバスではなくタクシーで。
タクシーは、少し古そうな車で、運転席と後部座席は鉄格子で仕切られていました。
なんとなく不気味ですが、運転手さんは良さそうな人でした。
少し走るとあっという間に会場へ到着。
帰りもシャトルバスがないため、運転手さんにまた連絡をしたら来てくれるか尋ねたところ「今日はもうこれ終わりなんだ」とのこと。
帰りにタクシーを捕まえられるか心配です。
会場に着くと中の様子は昨日までとは違って、とても良い雰囲気になっていました。
客席も結構埋まっていました。
席に座り試合の様子を眺めていると、今回出場した競技の「MakeX Starter」の試合がなかなかはじまりません。
他の部門のみが試合を行なっています。
不思議に思ったので、昨日まで練習を行っていた控え室に行くとすでに人はほとんどいませんでした。
会場のスタッフに聞くと「もう決勝は終わった」とのことでした。
どのチームが優勝し、どのような試合内容だったか気になります。
諦めて空港に向かおうと思いましたが、この後のプレゼンには、沖縄から出場している選手が出るということなので、引き続き会場で待機。
待っていると、MakeXのスタッフからクッキー先生のもとへ連絡がありました。
「チームユイ&ココロが優秀賞に選ばれた。閉会式に出られるか?」と。
結衣ちゃんは一足先に帰国しており、こころちゃんは広州市内のアスレチック施設に行っています。
こころちゃんに急いで連絡すると、ぎりぎりで戻れそうとのこと。
果たして間に合うのでしょうか。
そのころ会場ではプレゼンがスタート。
プレゼンに出るためには事前にエントリーをし、審査を通過する必要があります。
沖縄から出場していたAmicusKの佐和田くんは、プレゼンに選ばれていました。
10人ほどプレゼンする人がいたので、何番目かと楽しみにしているとなんとトップバッターでした。
エイサーの衣装を身に纏った佐和田くんが堂々と英語でスピーチをしていました。
素晴らしい。
プレゼンが終わる時間になり、こころちゃんがぎりぎりで到着しました、
一緒に遊びに行っていた奈々ちゃんも合流し、結衣ちゃんの代わりに表彰式に出ることに。
この頃会場の警備はとても甘く、表彰式が行われるステージのすぐ目の前まで行くことができました。
表彰される予定のいろんな国の人たちが待っています。
表彰式が始まると、MakeXの責任者Miyaさんより来年も大会を開催することが発表され、競技内容も公表された。
ここでふと時計を見てみると、17時30分くらいでした。
私と斎藤は今日の深夜便で帰国する予定で、本当は会場を16時過ぎに出る予定でした。
このあとチームユイ&ココロが表彰されるので、最後まで見たいところですがここで急いで会場をあとに。
表彰の様子はのちほど教えてもらいました。
こころちゃんと奈々ちゃんが登壇し、各国の選手たちの中に混ざります。
最後は、Makeblock社のCEOである王建軍さんとも一緒に写真を撮っていました。
私は一度もお会いしたことがないので、とても羨ましいです。
会場を出た私たちは、ホテルに荷物を預けていたので受け取りに戻ります。
ホテルまでは、3kmほど。
タクシーを探しますが走っていません。
時間があれば歩ける距離ですが、飛行機の時間があるので急がなければなりません。
ホテルに向かいつつ、タクシーを探しましたが見つからないので結局最後まで歩いて行きました。
ホテルに着いたのは、18時。
荷物を受け取り、電車の駅へと向かいます。
今回、南沙体育館という場所で大会が行われましたが、駅から遠く交通の便がありません。
タクシーを呼ぶことも海外では難しいと思うので、主催者にはタクシーを呼ぶスタッフを用意してほしかったです。
中国国内だけではなく、海外から招いて世界大会を行なっているという意識はあまり感じられませんでした。
話は戻り、ホテルから10分ちょっと歩くと「金洲」駅に到着しました。
中国では電車に乗る際に必ず手荷物を検査されます。
どの駅にも、空港にあるような手荷物検査場があり少し驚きました。
手荷物検査を通過すると切符売り場があります。
タッチパネルに路線図が映し出されており、降りたい駅をタッチすると切符が買えます。
使えるお金の額は、10元が最高だったので両替しなければなりません。
両替を駅員さんに済ませてもらい、やっと切符を購入することができました。
金洲駅から広州南駅に向かいます。
電車のシートは金属製でとても硬く、冷たかったです。
1時間ほど電車に揺られて到着。
今の時刻は20時過ぎ。
広州南駅から広深港高鉄(日本でいう新幹線)に乗って西九龍駅(香港)を目指します。
電車に乗ってしまえば、47分で着くそうです。
広州南の駅はとにかく広いです。
ですが意外とすぐに自動券売機を見つけることができました。
まだ飛行機の時間には間に合いそうです。
少しホッとして券売機を操作していると、乗りたいと思っていた時刻のチケットには「售完」の文字。
售完は、売り切れということです。
他の時間も見てみると全て「售完」。
※このときはパニックだったので冷静に調べられませんでしたが、後から調べると、外国人は自動券売機では買えないそう。
有人のカウンターで購入することができるが、かなり並ぶので乗りたい電車の1時間以上前に駅についている必要があるみたいです。
やばい!と思い、インフォメーションを探します。
駅が広くて見つけるのに一苦労。
やっと見つけることができ、英語で質問をしました。
「I want to go to Hong Kong!!」
するとインフォメーションのスタッフは、「・・・?」と通じてませんでした。
宿泊していたホテルのスタッフもそうですが、英語がわからないようです。
なんとか翻訳アプリを使って会話をし、新幹線の切符も買うことができなかったと告げると「地下鉄に乗れば行ける」と言われました。
地下鉄は先ほど乗ってきた電車のことで、広州南にはいくつか列車が乗り入れています。
時間もなく焦っていたので詳しい乗り方は聞かずにホームへ向かいました。
中国ではGoogleMapは使うことができませんが、同じような「百度」というアプリで調べられるからです。
電車に乗るには、また切符を買わなければなりません。
しかし、切符売り場は大行列。
中国では「PASMO」のようなものではなく切符なんでしょうか。
みんな買うのに時間がかかっていて、私と斎藤は焦る一方です。
ようやく切符を買うことができたら、今度は手荷物検査。
何をするにも人と手間が多く時間がとてもかかりました。
やっと電車のホームにつきました。
地下鉄2号線に乗り「广州火车站(広州駅)」に向かいます。
広州駅は広州市では1番大きな駅だそうで、人が物凄いいました。
外国人はいなく中国人だけです。
なんとなく治安の悪さを感じ、少し怖かったです。
深センに行きたいので巨大な電光掲示板を見て探しますが、見当たりません。
ここですでに時間は21時をまわっていた。
電車に乗れたとしても深センには1時間半以上、そこから香港に入国し、空港へ向かうとなると便には間に合わなそう。。。
そしてここで全くどこへ向かったらいいかわからなくなりました。
正直、今までの人生でどこへ向かったらいいかわからなくなったことは一度もありません。
GoogleMapはあるし、電車に乗るときは乗り換えアプリもあるし、車に乗っているときはカーナビがある。
VPNがついているWiFiも借りたのでGoogleは使えますが、地図が全然合っていないし、中国のマップ百度は中国語なので読めません。
それに都市部に近づくにつれ、電波が悪くなっていきます。
中国では有料VPNの規制も進んでいるみたいです。
今回道に迷い事前の準備と計画がどれだけ大事か痛感しました。
もう頼りがないので、クッキー先生に連絡しました。
色々と調べていただきましたが、助けを求める時間も遅かったためどうしようもないので、夕方出発した「金洲」駅に戻ることに。
1時間以上電車に乗り、23時半くらいに到着。
6時間近い旅の結果、スタート地点に戻ってきました。
金洲駅は、3日間滞在していた見慣れた景色だったので、すごく安心しました。
同じホテルにもう1泊し、明日の夕方帰国することに。
香港空港まで辿りつくことができず、悔しい思いをしましたが、とても良い経験をさせていただきました。
また何かの機会で行ったときにはもう一度、チャレンジしたいと思います。
このあと翌日、南沙客運港駅まで地下鉄で行き、フェリーに乗って香港まで向かい、無事に日本へ帰国することができました。
次回のブログでは、大会4日目深セン観光の様子をレポートします!
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