お知らせアイコン コンセプトアイコン お申し込みアイコン お問い合わせアイコン オープンアイコン 特定商取引法アイコン 私たちについてアイコン ブログアイコン ワークショップアイコン ショップアイコン 私たちが考える教育アイコン コミュニケーションアイコン

ブログ BLOG

「MakeX Robotics Competition 2019 東京大会」に参加しました!

 

2019916日、「スポル品川大井町KIMIKO DATE SPORTS STUDIO」で開催された「MakeX Robotics Competition 2019 東京大会」に参加しました!

昨年の大会では、世田谷ハツメイカー研究所の「チームYK」と「チームユイ&ココロ」が優勝し、世界大会出場を決めました。

今年は、世田谷ハツメイカー研究所から3チームが参加します。

果たして今大会の結果はどうなったのでしょうか!?

 

 

1. MakeX Robotics Competitionとは?
2. スポル品川大井町KIMIKO DATE SPORTS STUDIOとは?
3. 世田谷ハツメイカー研究所から出場したチーム紹介
4. 大会スケジュール
5. 練習の様子
6. 大会スタート
7. 予選の様子
8. 予選結果
9. 大会結果
10. 世界大会について
11. まとめ

 

 

1. MakeX Robotics Competitionとは?

 

MakeXは、アジアやヨーロッパなど約30か国以上で実施されている世界最大のロボットプログラミング競技大会です。

若い人たちが、創造性、分かち合いの精神、情熱をもって、共同作業に取り組む機会を与えることを目的としており、科学 (S)技術 (T)工学 (E)芸術 (A)数学 (M) を学習し、実践的な問題の解決に応用できるよう導きます。

MakeXの大きな特長は、対戦相手のチームと協力しながらミッション(課題)に臨むシーンがあることです。
世界中の子どもたちがMakeXの競技を通じて様々なことを学び、身につけ、友情を育んでいきます。

 

MakeXに出場するには、下記の条件があります。

①1チームの競技者は2名以内、メンターは2名以内。 なお、1チームに競技者1名以上、メンター1名以上が必要。
②MakeX2019に必要なキットをお持ちのチーム。

※競技者は、2019年4月1日の時点で小学校に在籍していること。
※メンターは、2019年4月1日の時点で20歳以上であること。
※メンターは、主に安全面の管理を行い、競技中にプログラムやロボティックス等に関して指示やアドバイスを行うことはできません。
※1人のメンターは、5チーム以上のメンターを兼任することはできません。

 

下記の形で優勝を決めていきます。

①予選ラウンド(Qualification Round):アライアンスの組み合わせは、大会運営側で、事前にランダムに決定し、それぞれ違う組み合わせのアライアンスで4回シングルマッチを行います。
4回の合計点が高かった上位8チームが決勝ラウンドに進めます。
②アライアンスセレクションタイム:予選ラウンドのランキング上位者の中から決勝ラウンド進出チームが決まり、ランキング上位から順番にチームを指名する形で決勝ラウンドでの組むアライアンスを決定します。
③決勝ラウンド(Championship Round):セレクションタイムで決まったアライアンスチームを固定して3シングルマッチを行い、3つのシングルマッチのうち、最も高いスコア出したチームが優勝です。

 

 

2. スポル品川大井町KIMIKO DATE SPORTS STUDIOとは?

 

2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて一段とスポーツへの注目が高まる中、2018年8月に誕生しました。

JR京浜東北線「大井町駅」のすぐ近く、約24,000㎡もの広大なスペースに、8種目のスポーツを含む14の施設を配置。スポーツ以外にも脱出アトラクション、メインダイニング、キッズランドなど、大人から子どもまで楽しめる空間です。

スポルは、未来を担う子どもたちに、ここでしか味わえない貴重な体験を提供し、スポーツをはじめるきっかけや将来の夢を見つけてもらえる、魅力溢れる施設を目指しています。

 

 

3. 世田谷ハツメイカー研究所から出場したチーム紹介

世田谷ハツメイカー研究所からは、3チームが出場しました。

6人の選手は皆、昨年の大会にも出場しており、チームYKの慶多くん・チームユイ&ナナの結衣ちゃん・奈々ちゃんは、中国・広州で行われた世界大会にも出場してきました。

 

 

・チームYK
1.坂口慶多(昨年度東京大会優勝&世界大会出場)
2.伊藤優介

 

・チームユイ&ナナ
1.染矢結衣(昨年度東京大会優勝&世界大会特別賞)
2.松岡奈々(昨年度東京大会準優勝・デザイン賞&世界大会出場)

 

・チームタケル&レン
1.永島武留(昨年度東京大会3位)
2.パンヴェル蓮

 

 

4. 大会スケジュール

「MakeX Robotics Competition 2019 東京大会」は、2019年9月16日(月/祝日) 9時から19時にかけて開催されました。

9:00-9:30 受付/検査

9:30-11:00 練習/開会式

11:00-18:00 予選/決勝

18:00-19:00 閉会式/表彰式

 

 

5. 練習の様子

 

9時に受付・検査を終えると、会場に用意していただいた練習エリアで最終調整を行いました。

いつも教室で練習しているときと会場だとセンサーがとってくる値が変わるので、値をもう一度はかりなおしたり、進む距離を秒数で調整しているチームは床の状況によって進む距離が変わるので、秒数を調整しました。

 

 

90分くらい練習時間がありましたが、あっという間に時間が過ぎていってしまいました。

 

 

6. 大会スタート

 

そうこうしているうちに、開会式がはじまりました。

今大会は18チームが集まりました。

大会の対戦相手ですが、受付で済ませた登録データをもとに、自動で対戦相手が決まります。

対戦表はホワイトボードに書き出していただいたり、MakeXのサイトにPDFをアップしていただいたので、次にいつ試合があるのかチェックしやすかったです。

 

・チームYK
1回目:11:20(赤)
2回目:12:00(赤)
3回目:13:20(青)
4回目:15:10(赤)

・チームユイ&ナナ
1回目:11:30(赤)
2回目:12:00(青)
3回目:13:50(青)
4回目:15:00(青)

・チームタケル&レン
1回目:11:40(赤)
2回目:13:20(赤)
3回目:14:10(赤)
4回目:15:00(青)

 

 

7. 予選の様子

開会式終了後、11時20分からはじまる開幕戦の組み合わせが招集されました。

チームYKも開幕戦を戦います。

YKの慶多くんは、「まだできないことがあるからどうしよう」と言っていましたが、「今できることはしっかりやろう!」とみんなから励まされていました。

審判の方々も緊張した様子の中、試合がスタート!

 

 

 

「筒を立てたまま動かす」ミッションでは筒が倒れてしまいましたが、

「3本の棒を上げる」ミッションでは、慶多くんのエンジニアリングを活かしてきっちり成功させました。

 

その他のミッションを終え、今度はマニュアルステージに挑戦です。

マニュアルステージでは、事前にプログラミングをしておいたコントローラーを使って、リングとボールを指定のエリアに分別していきます。

 

 

練習では結構得意そうな様子でしたが、開幕戦ということもあり緊張の中、結果に対して納得していない様子でした。

 

 

YKの初戦は、85点。

 

 

続いて、11:30からはじまるチームユイ&ナナの試合です!

練習ではそれなりにクリアできていましたが、本番までにしっかり調整できたでしょうか。

 

 

試合がはじまり、「筒を立てたまま動かす」ミッションでは、YKと同様に筒が倒れてしまいました。

「3本の棒を上げる」ミッションでは、1本しか倒せず、2回目以降のチャレンジはしませんでした。

点を取りこぼしてしまったので、もったいなかったです。

「A地点のサイコロを超音波センサーで距離を測り、B地点のサイコロをA地点と同じ位置に運ぶ」ミッションでは、形的には出来ましたが、きっちりと枠内に収まらなかったため、得点はもらえませんでした。

 

 

マニュアルステージは、奈々ちゃんが担当!

 

 

4個のボールと2つのリングを分別することができました。

ユイ&ナナの初戦は、75点でした。

 

 

11:40からは、チームタケル&レンが試合を行いました!

ハツメイカーの3チームでは最年少のチームですが、着実に練習を進めてきました。

 

 

「筒を立てたまま動かす」ミッションをクリアし、「3本の棒を上げる」ミッションもクリアしました。

 

そのほかのミッションはクリアできず、マニュアルステージに移りました。

 

マニュアルステージは、蓮くんが担当!

緊張していたのか、相手チームとの連携もうまくいかず、本来の記録は取れませんでした。

タケル&レンの初戦は、130点。

マニュアルステージでは20点しか獲得できなかったこともあり、惜しさが残ります。

それでも3チームの中で初戦はタケル&レンが1番の高得点を出しました!

 

 

試合を終えては次の試合に向けて調整を繰り返し、4試合を戦いました。

 

・チームYK
1回目:オートステージ60点、マニュアルステージ25点、合計85点
2回目:オートステージ45点、マニュアルステージ110点、合計155点
3回目:オートステージ90点、マニュアルステージ25点、合計115点
4回目:オートステージ60点、マニュアルステージ120点、合計180点

3回目のマニュアルステージは、コントローラーとの接続がうまくいかず、ロボットを動かせませんでした。
4回目のマニュアルステージ、チームYKは満点を出しました!

 

 

トータルは、535点。

 

・チームユイ&ナナ
1回目:オートステージ20点、マニュアルステージ55点、合計75点
2回目:オートステージ40点、マニュアルステージ45点、合計85点
3回目:オートステージ60点、マニュアルステージ40点、合計100点
4回目:オートステージ60点、マニュアルステージ80点、合計140点

試合の合間で、がんばって調整をおこなった結果、
回が進むごとに得点はアップしていきました。

トータルは、400点。

 

・チームタケル&レン
1回目:オートステージ110点、マニュアルステージ20点、合計130点
2回目:オートステージ110点、マニュアルステージ10点、合計120点
3回目:オートステージ110点、マニュアルステージ80点、合計190点
4回目:オートステージ110点、マニュアルステージ0点、合計110点

オートステージでは毎回点が稼げていましたが、マニュアルステージで点がとれなかったのがもったいなかったです。

トータル550点でした。

 

 

8. 予選結果

 

予選が全て終了し、予選結果の発表に移りました。

18チームのうち、上位8チームが決勝ラウンドに進むことができます。

1位 Chameleon
2位 HMs
3位 BONO
4位 NAKAZAWA
5位 Super Hopper
6位 FlyX
7位 Fire X
8位 Kiddy CAT

 

世田谷ハツメイカー研究所のチームは、決勝ラウンドに進むことはできませんでした。

9位 チームタケル&レン
10位 チームYK
13位 チームユイ&ナナ

2~3ヶ月間練習をがんばってきましたが、悔しい思いです。

競技のプランニングや、ロボットの機構、プログラミングは基本的に子どもたちに任せて進めてきました。
詰めが甘かった部分、昨年度優勝したことで変な余裕がうまれていたと思います。
今回予選も通過できなかったことで、子どもたちが1番悔しさを感じています。
今大会の反省を生かして、来年も出場するのであれば、必死に練習をしてほしいと思います。

またスクールから大会に初めて参加するという子が今年は1人もいなかったので、次回はMakeXの楽しさや魅力を子どもたちに伝えていきたいです。
スクールの中で新生が出てくれば、切磋琢磨できるのではないかと思います。

結果は残念でしたが、みんながんばったことは間違いないので、良い経験になりました。
子どもたち自身が何かを感じてくれて、今後に活かせれば良いですね。

 

 

9. 大会結果

決勝ラウンドは、3回試合を行います。
3回のうち、1番スコアが高かったチームが優勝です。

ChameleonとBONOの組み合わせで、オートステージとマニュアルステージどちらも満点が出ました。

 

 

マニュアルステージのクリアもあっという間だったので、すごかったです。
他のチームの試合を見させていただいて、たくさん勉強になる部分がありました。

あっという間に決勝ラウンドが終了し、いよいよ順位発表となりました。

 

順位発表の前に、各部門の表彰がありました。

1. アピアランス・デザイン・アワード
アピアランス・デザイン・アワードは、創造性、革新性、芸術性に優れたロボットを持つ チームに贈られます。

2. エンジニアリング・ノートブック・アワード
エンジニアリングノートは、チームがファイルを確立し、全体の学習過程を記録するのに 役立ちます。
ロボットの試作品設計から構築、最終修正まで、すべての改良点について記 録する必要があります。
アワードは、より高品質のエンジニアリングノートを持つチームに授与されます。

3. チームカルチャー・アワード
MakeXロボティクス大会は各チームがユニークなカルチャーを持つことを提唱します。
チームは、ポター、フラッグ、バッジのデザインなど様々な形でチームカルチャーを表現することができます。
また他の人たちとのコミュニケーションのための、ギフトをデザインすることもできます。

4. アウトスタンディング・メンター・アワード
優れた指導を行い、素晴らしい結果の獲得へと導いたメンターへ贈られるアワードです。

 

デザインアワードには、チームYKが選ばれました!
代わりにクッキー先生が受け取りました。

他のチームの子からも試合前に「ロボットすごいね!」と言われていました。
全てのパーツを考えながら取り付けていて、見た目も良かったので素晴らしかったです。
反面、車体が大きくなり、重くなり、プログラミングで制御するのが難しくなってしまいました。

 

 

その他の表彰は、下記の通りです。

エンジニアリング・ノートブック・アワード:Chameleon, BONO
チームカルチャー・アワード:DORAEMA
アウトスタンディング・メンター・アワード:Yuan Ren, Yoshihiko Sakurada

そして、いよいよ順位発表です。

 

優勝:Chameleon & BONO
準優勝:Super Hopper & HMs
3位:NAKAZAWA & FlyX

 

 

おめでとうございます!

 

 

10. 世界大会について

優勝のChameleon & BONOは、2019年11月28日~12月1日に中国・広州で行われる「MakeX2019 World Championship」への出場権が与えられます。

詳しい詳細は、MakeXのホームページ(http://makex.io/en)よりご確認ください。

 

 

11. まとめ

 

東京大会は、昨年度よりも参加チーム数が増え、大会自体のレベルも上がったのではないかと思います。

ただ今年は、福岡・沖縄での開催がありません。

全国各地にmBotユーザーはたくさんいます。
来年はさらに参加場所・参加チーム数が増え、大会自体が盛り上がれば良いなと思います。

チーム数が増えると、より厳しい戦いになるでしょう。

来年は世田谷ハツメイカー研究所のチームも良い戦いを挑めるよう、また1年間準備をしていきたいと思います。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

世田谷ハツメイカー研究所 受講生募集中!
スクール説明会&体験教室開催中です。

詳しくは、こちらよりご覧下さい。