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G Suite for Education とは? 何ができるのか?
G Suite は、Google が提供するクラウド型の統合アプリケーションです。
世界中の数百万の生徒と教師が使用しており、教育現場にイノベーションを起こし、コスト削減や効率、モチベーションの向上など、より良い結果を生み出しています。
「セキュリティ」「共有」「システムの簡潔さ」この3つを低価格で実現させ、教育関係者の中で最も大きな信頼を集めています。
GIGAスクール構想の実現や、新型コロナウイルス感染症対策による休業等の措置ついても対応できるサービスとして注目されており、学校、大学、認可されている教育機関、資格を満たした非営利団体がご利用になれます。
プランは2つあり、無料プランとよりセキュリティやツールがグレードアップされた「Enterpriseエディション」があります。
・Enterpriseエディション
教職員 1 人あたり年額 $48
学生 1 人あたり年額 $48
2020 年 7 月 31 日以前にすべての教職員のライセンスをご購入になる場合(プロモーション料金でご利用いただけます*)
教職員 1 人あたり年額$24
対象の学生は利用料無料
G Suite for Educationで提供されるアプリケーションとしては下記のものがあります。
・Gmail
メールのやり取りが可能
・ドライブ
課題、ドキュメントなどを整理して安全に保管可能
・カレンダー
共有カレンダーによるスケジュール管理
・ドキュメント、スプレッドシート、スライド
共同作業など生徒指導をリアルタイムで行える
・フォーム
テスト、アンケートを作成、回収し、機械学習の機能を使って回答を分析できる
・Jamboard
対話型のキャンバスで描画も共同作業も可能
・Googleサイト
ウェブサイト構築ツール
・ Google Meet
ビデオ通話などが可能
・Googleグループ
クラスフォーラムを作成しグループでのやりとりが可能
・Valut
生徒の追加、デバイスの管理、セキュリティ設定によるデータの安全性確保が行える
・Classroom
課題の作成、生徒とのコミュニケーション、フィードバックの提供を1か所で行える
特に注目したいサービスが、Classroomです。
Classroomを使うと、インターネット上に仮想のクラスを作り、教員と生徒が双方向でやりとりができます。
・ストリーム(掲示板)に投稿することで、そのクラス全員に伝えたい情報を知らせることができる(ファイルを添付したり、URLを載せて動画を見せたりすることも可能、教員からだけでなく生徒も投稿可能)
・課題の配布や提出ができる。ダウンロードの必要がない課題(文章のみの回答など、インターネット上だけで完結するもの)は、その場で回答可能。誰がいつ提出したのか記録が残る。
・質問機能を使ってアンケートもできる。GoogleフォームやGoogleスプレッドシートを活用すれば集計も一瞬で可能。
石川県教育委員会では、県立学校の教員、児童生徒約3万人分のアカウントを発行し、各校に配布しているそうです。
これらのアプリケーションは、パソコンのほか、スマートフォンやタブレットからでもアクセスが可能です。
使用するのはインターネットブラウザのみで、独自のサーバーやソフトウェアの購入をする必要はありません。
クラウドサービスなので、データを保存するための「USBメモリを無くした!」ということもなくなります。
ClassroomはGoogleに登録していれば誰でも使用可能ですが、学校で使用する場合には、G Suite for Educationに申込をしなければいけません。
G Suite for Educationは、こちらのページからお申し込みいただけます。
申込後、ドメイン所有権の確認、審査があります。
詳しくは、こちらのスターターガイドをご確認ください。
今回は、G Suite for Educationについて紹介致しました。
オンラインにて仮想のクラスが作れるということで、これからの時代にとても重要なサービスなのではないかと思います。
次回のブログから数回に渡って、Classroomの使い方を紹介していきます。