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【レポート】Youtubeライブ|プログラミングでロボット算数 ~図形編~

2020422()Youtubeライブにて弊社代表・久木田による「プログラミングでロボット算数~図形編~」を配信致しました。

 

今年度からスタートするプログラミング教育の準備もできていない先生方も多くいるのではないかという想いから実施した今回の配信は、2005年より行ってきた、小学生向けのプログラミングや、指導者向けに行ってきた『プログラムとは何か?』を網羅した内容のデモンストレーションとなっております。

 

配信では、プログラミング教育の手引きにある『プログラミング教育のねらい』を踏まえて実施しました。

・プログラミング教育のねらい

①「プログラミング的思考」を育む
② 情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることに気付く、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育む
③「各教科等での学びをより確実なものとする」

 

今回取り組む内容は、ロボット算数・図形編です。
幾何学(多角形)の形の性質を説明しながら、効率よく図形を組み合わせて描いていくためのプログラムを紹介していきます。

 

使うアプリケーションは、VEX CODE VRです。
VEX CODE VRは、スクラッチのビジュアルプログラミングソフトを使って、仮想空間でロボットプログラミングが行えます。
実際のロボットに触ることなく、自宅にいながらSTEAMを学習することができます。

 

配信では、世田谷ハツメイカー研究所のキャラクター『クヒオくん』と一緒に考えていきました。
クヒオくんは、表情を変えながらトークをしているので、表情の変化にも注目です。

 

まずは、プログラムとは何か?というところからスタートしました。
世田谷ハツメイカー研究所では、プログラムは「コンピューターやロボットとコミュニケーションを取る言葉」だと考えています。

コンピューターやロボットとコミュニケーションを取るには、プログラム言語を使います。
実際は、数字と英語を使いますが、文字を入力するのは大変なので、ビジュアルプログラミングソフトを使います。
ブロックを組み合わせてプログラムしていくので、とても簡単です。

今回の配信で使用した「VEX CODE」以外にも、「mBlock」や「Scratch」など色々あります。

VEX CODEは英語なので、英語も一緒に学習できますね。

VEX CODEはこんな形で、VRでロボットを動かすことができます。
ロボットを色々な視点から見ることができるので、おもしろいです。

 

さっそく図形を描いていきます。
図形を描くためには、性質を理解しなければ描けません。
どういう形になっているか、確認しながら学習をしました。

三角形、四角形、五角形と描けますか?

 

1個の形のプログラムができたら、定義にしてまとめておきます。
プログラムを組む際に長くなってしまい、どこでどの動作を行なっているか分からなくなりがちですが、定義をすることで細かく分解して考えることができます。

 

次に三角形と四角形を組み合わせて、家を描いてみましょう。

 

さらに、定義に引数を加えることで好きな大きさに変えるようにもなります。
大きさを変えるとき、1つ1つのブロックの数値を入力していたら大変ですが、引数を使うことで一括して数値を変更することができます。

 

今回の配信では紹介できませんでしたが、家を並べるプログラミングにもチャレンジしてみてください。

 

また家以外にも五芒星や六芒星など、さまざまな図形が描けるかチャレンジしてみてください。
図形が描けたら「#ロボット算数」とハッシュタグを付けて、SNSに投稿してみんなと共有してみましょう!

 

 

配信の最後には、小学生の保護者・教育関係者向けに久木田からメッセージを伝えました。

私たち人間は、イメージや実体(もの)と言葉を結びつけて理解していきます。
心理学者のピアジェは、「頭だけで理解しているのと、体を通して理解しているのでは大きな違いがあり、言葉と実体を結びつけて、初めて理解するのではないか」と説いています。

これからの時代は、暗記するだけの能力では、活躍できません。
AIの方が暗記することは優れています。
これから必要なのは、身体を使って考えることです。

また日本は保守的で、IT技術の導入等が遅れています。
ITC・デジタルを怖がらず、色々失敗をして、良い情報、悪い情報を見抜く力を養うことが重要だと思います。

子供たちの未来のために、学ぶ楽しさを教えていきましょう。

 

 

最後に、今回の配信を御視聴いただいた方の感想を紹介致します。

 

・Mっちさん

良いメッセージでした。
コミュニケーションとして体験していくことで、より広い世界が広がるね。
伝えようとする姿勢から優しさが伝わり良かったです。

 

・Yoすけさん

プログラミングだけじゃなく、全体性が大事ってところが楽しいしよかったねー!

 

・柿Pさん

AI的なキャラクターを使われていたのは斬新でした。なかなか良い試みだったと思います。
※将来的には本当にクヒオ君のAI化を期待しております。

 

・Uさん 教員

操作しながら視覚的にできるので、面白くできた。
図形、英単語などいろいろな要素が取り入れられていて、楽しみながら学んでいけるので良かった。

 

・Mさん 小学生

とても楽しかった。この生放送を見て、もっとプログラミングをやりたいと思った。

 

・Tさん 教員

丁寧な説明で分かりやすかった。
自分がプログラミングを教えるためには、どんなものがあるか・どんな使い方をするか、まだまだ勉強不足だと感じた。

 

・Hさん 保護者

五感で様々なことを経験し、失敗を通して学ぶ考えは共感。息子にもどんどんやって欲しいと思う。

 

・Fさん 教員

ロボットがVRで図を描けるのが楽しかった。

 

 

 

今回のデモンストレーションをご参考いただき、先生方のプログラミング教育における不安を解消し、希望や面白さを見出していただければ幸いです。

 

録画配信はこちらよりご覧ください。